ジェネリック

ここでは、「ジェネリック」 に関する記事を紹介しています。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「ジェネリックってどうなんですか?効果同じなんですか?」と質問された場合
さて、薬剤師の先生方はどのようにお答えになるだろうか?

①効果は全く一緒です。
②有効成分は一緒ですので、おおよそ同じ薬効です。しかし、賦形剤などのその他の
成分に関しては同じではありません。従って作用の効きかたなどに若干の違いが
出てくる可能性があります。
しかし、多くの場合、それらを検証したデータがないためにはっきりとは分かりません。

「それでは安全性はどうなんですか?」
この問いにはどのように答えるだろうか?

①安全性は先発品と同じです。
②安全性は、100%先発品と同じように保障されているわけではありません。
また、稀ではありますが、ものによっては基準値を満たしておらず、回収になったものもあります。



ちなみに僕は、両方の質問とも②で答えた。
僕は、というよりほとんどの薬剤師さんは、このように回答するのではないか?
なぜなら、②は客観的な事実であるから、質問されるとこのように答えざるを得ない。

では、患者側で、①②それぞれで回答されたとき、そのどうな印象を受けるか?

①だったら、 「じゃぁ安いし効果も同じ、安全性も同じなら後発品がいいに決まっている」

②だったら、「え、そうなの?宣伝で、効き目が同じって言っているけど、
100%同じかどうかわからないわけだし、後発品を選ぶのにはちょっと考えてしまうなぁ。」
場合によっては、この後「でも医療費は少しでも安いほうがいいし、後発品でいいか」

というような考えを持つかもしれない。


国は、後発医薬品の普及を推し進めているものの、薬の専門家である薬剤師の多くは、

上記②のように考えていると思うし、これは、別に先発品メーカーからの洗脳を受けている

わけでもなく、当然金品を受けているわけでもない。

バイアスのかかっていない、ニュートラルな情報提示が②だと思う。

ありのままの事実を述べた時、患者さんは、後発品の使用に関して無条件には

受け入れられなくなるだろう。

結局、効果・安全性の保証と、費用とを天秤にかけて先発品か後発品かを

選択することになる。このとき、薬剤師は後発品普及により生じる加算欲しさに、

後発品使用を促してはならない。薬剤師はニュートラルな情報を提示するのみであり、

決定するのは、あくまで患者本人である。

アメリカで後発品が普及しているのは、収入格差が大きいことが原因の一つだと思うし、
アメリカでの普及率が日本にそのまま当てはまるかというと、そうではないと思う。

お金に余裕のある人は、あえて後発品を選ばないし、
お金に余裕のない人は、後発品を選ぶ。
お金がなくても薬効安全性の保証がほしい人は先発品を選ぶ。

簡単に言うとこんなところか。


後発品メーカーがコマーシャルしている内容は、情報の提示不十分だと思う。

別に、後発品が普及することを反対しているのではない。

多くの薬剤師が考えているであろう事を、やはりメーカーとしても伝えていかないといけない、

国としても正しく伝えないといけない、と考えているだけ。

その上で、後発品を推し進めていかないと、万一問題が起きたとき、

後々「やっぱり同じじゃないじゃん!」と言われかねない。

実際に、現場の薬剤師も、

「国は後発品使用を推し進めているけど、②のように答えると、後発品を選ばなくなるかもしれない。どのように答えるべきか」

こんなことを考えながら困惑気味に回答しているのだろうと思う。
スポンサーサイト
 | Copyright © 病院薬剤師の仕事 All rights reserved. | 
Template by 無料ブログ テンプレート カスタマイズ無料ブログ比較・評価

当サイトは、当サイト上の記載内容に関し、いかなる保証をするものでもありません。万一当サイト上の記載内容に誤りおよび記載内容に基づいて被った被害については、当サイトは一切責任を負いかねます。
当サイトの全ての無断転載・複製を禁止します。
当サイトはリンクフリーです。相互リンク(医療系サイトに限定)をご希望の際はコメントください。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。