眼科

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白内障手術で入院された方からの質問。

「ハードコンタクトレンズを装着したまま術前のクラビット点眼を点眼していたが、問題なかったか?」

というもの。


これまで白内障手術といえば多くが高齢者であったので、

コンタクトレンズを装着した方の白内障手術入院は、私はこれまで経験がなかった。

今回初めてこんな質問を受けたわけ。


私「ソフトコンタクトはダメだと思いますが、ハードはたぶん大丈夫じゃないか思います。

しかし確証がないのでメーカーに確認します。」


ということで参天製薬へ電話。

するとこんな回答。

・弊社独自の見解としては、水溶性製剤ならば可。懸濁製剤やゲル化製剤は不可としている。
・クラビット点眼は水溶性製剤であるため、点眼可としている。
・尚、これは弊社独自の見解であり全国的に統一されたものではないためメーカーによっては違う回答をされることもありうる


とのこと。

ということで、クラビット点眼液のみに関して言えば、

「ハードコンタクトレンズ装着下でも点眼可」のようである。


さらに、術後にはクラビット点眼液以外にもジクロード点眼液とリンデロン点眼液が追加となる。

念のため両剤についても同様の問い合わせを行った。

ジクロード点眼液(わかもと製薬)
・ハードコンタクトに防腐剤が若干ながら付着する可能性が否定できないため、ハードコンタクトレンズ装着下での本剤の点眼は避けていただくようお願いしている。


リンデロン点眼液(塩野義製薬)
・酸素非透過型のハードコンタクトレンズであれば本剤の点眼は可。
・酸素透過型のハードコンタクトレンズであれば本剤の点眼は不可。


なんだそう。


なるほどやはり、参天製薬のいうように統一した見解というのはないようである。

ということで、ハードコンタクトレンズ装着下での各種点眼液の可否は、

メーカー確認&主治医の判断ということになるようだ。
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当院では、眼科手術後の患者さんに対して特に点眼補助具を提供してはいないのだけど、

ある患者さんの病室に行くと、看護師が点眼指導時に補助具を貸し出していた。

「こんな補助具、病院内で見たことないな」と思い担当看護師へ尋ねてみると、

以前、看護研究のために研究費を使って病棟用に購入したものとのこと。

その点眼補助具とは、「カワモト ニュー らくらく点眼」という商品。

      

アイボンのように目を覆うキャップ型で、そのキャップの中心部に点眼薬を差し込む穴が開いており、

そこに点眼薬を差し込み目周囲にキャップを固定して点眼するというもの。

この補助具の使用により、手先が震えるような方でも、

点眼薬の先端が睫毛や眼球に触れることなく安定して点眼することができる。



ところで、この補助具、別に院内で採用になったものでもなんでもなく、

先に述べたように病棟が勝手に購入したもの。

患者さんは、入院中にこの補助具を使用して点眼の練習をしていたわけだから、

「退院後もこの補助具を使用したい」と当然言われた。

でも、病棟には現物一個しかないから、差し上げることもできず

自己購入してもらうことになったわけだが、

看護師さんは「そこら辺の薬局で買えると思います」なんて患者さんに安易に言っていた。


本当にすぐに手に入るのか?薬局で売ってなかったら患者さんに迷惑かけることになると思い調べてみた。

しかし、門前の調剤薬局や近隣のドラッグストアに電話してみるも取扱いはないとのこと。

やはり・・・簡単に手に入らないじゃないか。


結局インターネット上では、多くのショップで取り扱っているようで、

患者さんの家族にはインターネットで購入するように勧めた。

(高齢の方だったのでインターネットでの買い物が無事できるのか少し心配ではあったけど)


勝手に病棟で仕入れたものを、その後のフォローも考えずに使用されると非常に困る。

今後もこの補助具を病棟で使っていくつもりなら、

商品を院内の売店においてもらうようにするとか、

近隣で売っている実店舗を把握しておく必要があるだろう。
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