病院で薬剤師をしています。 仕事のこと、趣味のことなどきままに書いていきます。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
FUJITSU ScanSnap S1500 Acrobat X 標準添付 FI-S1500-A


         


やっと薬局にやってきました、スキャナ~。

庶務に申請してから到着するまで1ヶ月くらいかかったなぁ。長い・・・。

ん~待たされただけに、期待もより大きなものになっていた。

で、結局買ってもらった品というのは、富士通のSCANSNAPシリーズの上位モデルS1500。

早速インストールして使ってみた。

使い勝手の第一の感想は、「おお~画像がきれい!そしてスキャンスピード速い!」と。

せっかくいいものを買ってもらったので、今日はスキャナの活用について紹介しようかなと。

①省スペース化
自分の机上の本立てに眠っている、普段はつかわないけれどいざというときは必要だから
一応保存はしておきたいという資料。こんなの皆さんの机の上にもありませんか?
少なくとも私の机には結構あります。そして、不思議なことに「使わないから」といって捨てると、
直後に必要になったりして後悔することがあります。
⇒こんなのをPDFに保存しておけば、省スペース化され机の上が片付く。

②汎用する資料をPDF化
よく利用するファイルもPDFとして保存し携帯PC(当院には携帯用服薬指導PCが
各病棟に1台ずつあります)に保存しておけば、薬局外でも資料を見ることができる。

③資料をPDFで共有
他人と共有したい資料もPDF化すればみんなで情報を複写できるしいつでも閲覧できる。
(薬の問い合わせに対するメーカーからの回答書類とか、
自分一人が出席した勉強会でもらった資料など。)

④資料作成時の時間的節約
ある紙媒体の資料①の文章を引用して別の資料②を作成したいときは、資料①をまず、
スキャナして文字認識させる。そうすることで文字を資料②へコピーペーストすることができ、
手入力の手間を省略することができる。

現時点では、利用目的はこんなところ。

他のメリットとしては、「検索性の向上」がある。
文字認識ファイルとして保存しておけば、中身の文字まで検索対象とすることができるため、
検索ワードを含んだファイルをすばやく抽出することができる。


まぁ、まだまだ使いこなせていないので、

このスキャナがどこまで活用できるのか未知数なのだが、

もっと上手な使い方があったらぜひ教えてください。
スポンサーサイト
先日入院してきた患者さんから聞くところによると、

調剤薬局で「下痢のときはモニラックを飲まないでください」と指導されたらしく、

実際に下痢のときは服用を中止していたとのこと。


確かに添付文書の副作用の項には、

「水様便が惹起された場合には減量するか、又は投与を中止すること。」

と記載されているのだが、これは「モニラック服用により生じた下痢に対して」と読み取れる。

また、当院入院中の方でモニラック服用中に下痢を生じたとしても、

主治医は特に本剤中止の指示を出してはいないと思う。(経験的にそのように思っているだけでデータはない)

もちろん、一日に10回も20回も下痢が続くような場合は、脱水の恐れがあるため服用は中止すべきだろう。


調剤薬局の薬剤師さんは、通常

モニラックの服用方法について「下痢のときは飲まないこと」と指導しているのだろうか?

調剤薬局で勤務したことがないのでこの辺がよく分からないのだけど。

少なくとも私が勤務する施設においては、薬剤師は上記のような指導を行っていない。

下痢のときに中止するかしないかは、治療上の効果も考えながら飽くまで医師が判断するものと思うのだが。


ということで、よろしければ以下のアンケートにご回答いただければ幸いです。

調剤薬局勤務の薬剤師さん教えてください。


モニラックの服薬指導について。下痢のときは服用しないように説明していますか?

必ず説明する

説明するときがある

説明しない

下痢のときは主治医に相談するように説明する

その他





-Mini Vote-

関連記事
どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座 (ディスカヴァー携書)

       


最近お仕事熱が低迷してきているのだけど、こういうときに無理にカラ元気だしてもねぇ?

って事で、久々に本屋さんをぶらついてきた。

こういうときには深く考えずに思い思いのまま店内をぶらくと、

不思議なことに、今自分が最も必要としている本に出くわすものだ。

自分は偶然見つけた本だと思っているけど、実は無意識にそういうものを探し求めているんだろう。

今回買った書籍はコレ。

結論から言うと、

皆に平等に与えられた「限られた時間」の中で、いかに有効に自分の能力を上げいかに成果を上げるか

が書かれている。

今まであまりこの手の本は読んでこなかったけど、

感想としては当たり前のことも書いてあれば、現状の実生活で改善すべきことも見つかった。

仕事熱低迷期の今だからこそ、読んで良かったと。

「だらだらやるタイプ」「オレって仕事効率悪いなぁ」とか思っている人には薦められる書籍。


目次:
「第一章 時間力を高める考え方」
「第二章 時間力を高める技」
「第三章 時間力を高める習慣」





この本読んで、個人的に実生活習慣で反省し改善しようと思ったこと。

「第一章 時間力を高める考え方」

1)後ろ向きの時間を減らす
あ~、コレが長いんだなぁ私。一度後ろ向きに入り始めると、底打ちするまでが結構ながい。
たぶん、長期的なインターバルでいくと数ヶ月単位で仕事熱が上下してる。今かなり低迷。
 「後ろ向きの時間自体プラスに影響することはないので、さっさと気分を切り替えてしまえ」という筆者の主張
ごもっともです。

2)目的と目標を持つ
なぜ自分は仕事をするのか?私は薬剤師の仕事を通して何をアウトプットするのか?
仕事の価値観、社会における自分の存在意義を改めて考えさせられます。
また「今最終の目的が見つかっていない状態なら、まずは目先の目標を立てよ」と主張。
簡単な目標を1ヶ月単位で立ててみるとするか。

「第二章 時間力を高める技」
3)読書力を高める
「自己流で物事をやってはならない、まずは基礎を学んでからその次にアレンジせよ」
「基礎を学んでこそ、その後の仕事効率が上がる」と主張。
何事も基礎が大事ってことは分かる。しかし長年やってきた習慣はなかなか変えられないなぁ。
まずは、自分に必要と思う分野の書籍を乱読しようかなと。

「第三章 時間力を高める習慣」
4)適当に仕事をする人をパートナーに選ぶ(→これがダメということ)
大きな声では言えないが、どこの職場にも適当に仕事する人っているよなぁ・・って自分か!
確かに周りにはテキトー君はいるんだけど、その前に自分がテキトー君では絶対にダメだ。
人のこととやかく言う前に、まずは自分がきっちり仕事しないといけない。
関連記事
安月給ながらも日々お気楽に仕事しながら、問題点を改善しつつ働くこと数年。

平凡な日々の中、ある日夜突然自宅に一本の電話が鳴ります。

現在の私が勤めている職場【職場4号】の薬局長から、入職の誘いでした。


この病院は私にとって魅力的で以前から働きたいと考えていて、

社会人になってからも、職員募集がないときでも電話したり履歴書を送ったりして

自己アピールだけはしていたのです。

その思いが伝わったのか薬局長が履歴書を見て電話をしてきてくれたのです。

こうして迷わず転職することを決めます。



職場4号の概要は、

総合病院 300床くらい 薬剤師数15名くらい 年間休日120日くらい 当直あり

給料の総支給額は、職場3号に比べて100万以上増えました。

職場3号でも記した、「仕事充実度」「拘束時間(勤務時間)」「給料」のバランスですが、

この職場では、

仕事充実度 8点
拘束時間(勤務時間) 8点
給料 8点

オール8点ってところですかね。残り2点分はまぁ最大の理想を求めたときってことで。

ということで、現在の職場にはとても満足している状況です。

勤務継続年数ももっとも長くなり更新中です。

もちろんいろいろなことを経験したいという気持ちに変わりはないので、

条件が合致する職場があればまた転職を考えるかもしれません。

ですが、この職場4号ほど満足できる職場以上のところが他にあるのか?とも思うので、

今のところ転職することは考えていません。

こうして「転職人生」は落ち着き今は安定した生活をしています。
関連記事
職場3号→またもや転職(つづき)

「給料が上がらないこと」
給料については職場2号に比べてかなり下がったものの、

実際の薬剤師業務内容からすれば妥当なものだったように思います。

ところが、毎年働けど働けど全く昇給がなし・・・。

昇給しないことが気になって、ここに長年努めている人に聞いてみたところ、

「もう5年以上給料が全く変わっていない」と言われ、これがまた転職の時期を早めるきっかけになっていきます。



「おかしいなぁ、当時転職するときの求人案内に書いてあった昇給の項には
 『毎年5000円程度』と書いてあった。これは騙し行為なのでは??」


と疑念を抱き、所轄の労働基準監督署に「違法行為では?」と問い合わせたこともあります。

回答は「経済事情により給与は変動するものであるから求人情報の記載は違法にあたらない」とのこと。

ん~言われて見ればおっしゃるとおり。

でも5000円と書いて毎年全くの無昇給というのは、ほとんどダマシですよね。違法でないとしても悪質。

求人情報を見るときにこの「定期昇給額」をまともに信じてはいけないのだと学びます。

まだ若かったですよねぇ。

これから就職・転職を考えている方は、

面接や問合せのときに「直近数年の定期昇給が実際にどのくらいあったのか」

を確認しておいた方がよいと思います。

まぁ聞いても、本当のことを答えてくれるかどうかは分かりませんし、

悪く考えれば、いくらでもうまいこと言われる可能性がありますけど。


働き始めた以上、時すでに遅し。詐欺にあった気分になってさらに不信感を強めていきます。

「何十年働いても給料が同じだったら・・」と将来を案じるようになり、

ここから早く脱出せねばと思うようになります。



「薬局の業務がずさんなこと」
職場2号は、労働条件が劣悪ではありましたが、業務マニュアルや薬局内規約はとてもしっかりしたものでした。

それもそのはず、職場2号は若い薬剤師が多く占めていた薬局でしたので、

キャリアが浅くても最低限の業務が確実に遂行できるためには、

マニュアル、規約の確立と遵守は必須なものでした。職場2号はそういった面では良い薬局でした。

そんな職場で働いた後、職場3号で働き始めてすぐに違和感を感じます。

・不羈奔放:マニュアルが確立・遵守されておらず、個人個人の考えで業務が多様に行われている
・朝令暮改:一度決めたことがまたすぐに変わる


小さな職場ほど、個人が尊重され、個人の主張・意見が通りやすくなるのは想像に難くなく、

それが小さな職場の良い面であったりもしますが、一通りのマニュアルや規約がないと何事も統一されません。

朝令暮改の問題は、むしろ薬局管理者の問題だったかもしれません。

どちらの問題もリーダーが率先して取り組むべき事項であると思いますが、

ここではそれが十分に取り組まれていませんでした。


・薬が薬学的に管理、調剤されていない
・業務効率が悪い


長年同じ職場で努めていると、そこでやっていることが当たり前のようになってしまい、

おかしさに気づかなくなるものです。

ここでは、徐放錠の粉砕が行われていたり、禁忌・相互作用が見過ごされていたりなど、

薬学的管理が不十分といわざるを得ない状態でした。

しかし、長年それで行って来たものは「いまさら」というのもあってなかなか修正がきかず、

徐放製剤の一部の粉砕については、結局ずっとそのままというのもありました。

業務の効率が悪いというのも、一旦それで軌道に乗せてしまえば効率が悪いことに意識がいかなくなります。

そういうときには一度外部の目を入れるということが大事だと思いますので、

新規入職者が初めに覚える感覚や訴え・提案は重視しなければならないと考えています。

私は自分よりもキャリアの浅い転職者が入ってくると

「この職場で問題があると思うところは遠慮なく言ってほしい」 と伝え、

問題が生じた場合は、「前の職場ではこの問題についてはどのようにしていたか?」

と聞くように心がけています。

私はこの職場で効率が悪いと感じたところは可能な限り改善策を提案していました。

古株からは疎まれていたかもしれませんが、見逃してもよい問題と見逃してはならない問題で、

正直なところ後者の問題がとても多いと感じていたので言わざるを得ませんでした。


こうやって、前職で学んだことが次の職場で活かせることが実感できると、

転職行為が悪いものでもなんでもなくメリットであり、

転職続きの薬剤師キャリアにも自信がもてるようになっていきました。
関連記事
「転職をする」という行為に対して、他の人はどんなイメージを持っているのかよく知りません。

だけども少なくとも私がこうやって幾度か転職して感じたのは、

「転職は決してデメリットではなくメリットも多い」ということ。

「転職」と一言で言っても、それにはいろんな質があるから一概には言えないと思うけれども、

「病院薬剤師」→「病院薬剤師」といった同業の転職ならば、

以前の経験が次に活かせることが多いのでメリットの方が多いと思いました。

そう思うようになったのは、この職場2号→職場3号のときから。

職場1号→職場2号のときは、初めての転職だったし転職行為は雇用側からすれば

「またすぐに辞めてしまうのではないか」とマイナス評価されるのではないかと

不安に感じていたのを覚えています。

確かに短期間で職を転々と回っていたのでは、マイナス評価になるでしょう。

デメリット面で最も懸念されるのは、過去の勤務経験が給料に正しく反映されないかもしれないということ。

キャリアを積んでも給料が安く評価されたら割に合わないですよねぇ。

ここはなんとしても満額受け取りたいところ。

確か、職場2号の給料は満額ではなかった記憶があります。



職場3号→またもや転職


さて、地元に帰ってから職場3号へ転職。

この職場自体は端から一時的職場のつもりで転職しました。

もっと良い条件の職場があれば変わるつもりで考えてはいました。

(ずっと以前から気になっていた職場があって、それが現在の職場【職場4号】なのです。)



この職場3号の概要は、

総合病院 300床くらい。薬剤師数4~6名 残業ほとんどなし 年間休日105日くらい 当直なし

給料は職場2号に比べると、総支給額で100万程度下がる状態でした。



この職場での出来事、思い出は・・・ん~何を書こう?

「子供が生まれたこと」
「給料が上がらないこと」
「薬局の業務がずさんなこと」




「子供が生まれたこと」
この職場で働いている間に子供が生まれました。

子供が生まれてから、仕事に対する考え方が大きく変わります。

子供を養っていかないといけないので、独身のときに比べて「給料」に対してますますシビアになります。

「何のために働くのか」と問われたら、

 若い独身時代だったならば「患者さんのため」など社会貢献を第一に答えカッコつけていたような気がしますが、

子供ができると「子供のため」が第一になってました。その考えは今でも変わっていません。

「ワーク・ライフ・バランスが大事」と最近言われてはいますが、

「仕事充実度」「拘束時間(勤務時間)」「給料」のバランスをこの職場3号のときに考えるようになりました。

この職場では「仕事充実度」「拘束時間(勤務時間)」「給料」を感覚的に10点満点で数値化すると

仕事充実度 5点
拘束時間(勤務時間) 9点
給料 3点

こんな感じかなぁ。点数低いですけど、まぁ仮の職場ってことでこんなもんでいいかと。


「安給料ではあるけれども、今は子供の世話もあるから時間的余裕がほしい。
仕事充実度については、職場2号で疲れきってしまっているから、
少しリハビリの意味もこめて息抜き程度に楽して働きたい」

こんなニーズにはマッチしていました。

「給料が上がらないこと」「薬局の業務がずさんなこと」については、次に続きます。)

関連記事
コネで就職させてもらった職場【職場1号】で、

かつ院長からはとてもかわいがってもらっていたので

なかなか辞めると言い出しにくかったのですが、

自分の今後の将来を考えると一歩踏み出さざるを得ませんでした。

職場1号のみなさんはいい人ばかりで、そんな私を理解してくれ温かく送り出してくれました。


職場2号→またもや転職・・・

さて、次の職場は、自宅からはるばる遠方の大規模総合病院。【職場2号】


就職採用面接のときには、「なぜこんな遠方に来たのか?」「ここでずっと暮らすつもりか?」

と、当然、遠方からの応募に対する質問を投げかけられたのですがそこは、

「単身生活を経験し自立するため」
「ずっと暮らすつもり」
「精神科だけでは飽き足らなく、大規模総合病院で幅広い知識を学びたい」

と答え切り抜けました。もちろん始めからその地方で「ずっと暮らすつもり」なんてなかったのですけど。



この病院は、いい意味でも悪い意味でも今の私の薬剤師人生に多大な影響を与えた病院でもあります。

規模は700床くらい。薬剤師数は当時30~40名。勤務体制は4週8休。定休日制。当直有り

外来調剤、入院調剤、薬剤管理指導業務、DI、院内製剤、輸液混注(一部)など幅広く業務を展開していました。


ここで、最初に私が配属された部署が外来調剤室。

毎日ひたすら外来処方のみを調剤していきます。

毎日1000枚を超える大量の処方箋。年末は2000枚を越える日もありました。

朝は8時前に出勤し、残業は毎日2時間、3時間は当たり前。

その上、意味不明なことに管理者側の命令で「この日は忙しそうだから」と、

本来休みをもらっている日でも、出勤させられたりします。はっきり言って不当な命令であります。

そして、その勤務時間は規定勤務時間に追加カウントされますが残業代が増えるわけではありません。

その代休はなし。これまた不当な勤務労働。2週間連続勤務の時も時折ありました。

忙しい日は、通常1時間の昼休みを削られ「ご飯食べたらすぐに帰って来い」と命ぜられ

15分程度で食事して業務再開。

明らかに全体の業務量に対してのマンパワーが不足している状態であることはすぐに分かりました。


私が入職してまもなくして、先輩方が大量に辞めていきました。

管理側のやり方にについていけなかったのでしょう。

そして新しい後輩が次々と新卒、転職で入職してきます。

気がつけば頼れる先輩が周りにいなくなっていて、

まだ実務がよく分かっていない私の周りに後輩がどんどん増えていくわけです。

辞める前では勤務歴3年満たない私が、上から数えて10番以内に入っていましたから

それだけ人の出入りが激しかったということが分かると思います。

たぶん計100人くらいの人に出会ったと思います。

こうなると、マンパワーもさらに不足する上に薬局全体の薬剤師レベルも落ちていきました。


もともとは総合病院で幅広く薬について学びたいと思って転職したのですが、

この外来調剤室ではいかに調剤の効率をあげて時間を短縮するかが重視されていたため、

調剤業務をさらに分担し機械的に部分的に行う毎日でした。

もちろん精神科単科に比べれば学んだ薬の数は大幅に増えたわけですが、

毎日機械作業の調剤がメインでは「自分はロボットか?」と思うようになるわけです。

たぶん、実際にそれをやってみれば誰しもそのように感じるのではないかと思います。

その他の業務は担当することもなく1年・・2年・・と時間だけが過ぎていきます。



もちろん何も行動しなかったわけではなく、早期から転属を訴え続けてはいたのですが、

なかなか受け入れてもらえず。

そして、ようやく願い叶って(?)次に転属されたのが入院調剤室。

これまた簡単に言ってしまえば外来調剤室の入院調剤室バージョン・・・。


しかも先に書いたとおり勤務3年満たない状態で私の局内でポジションは上の方になっていたため、

入院調剤室の管理者となってしまいました。

入院調剤室は外来よりもまだ悲惨。4人で約700床の薬を作っていきます。

このころから残業時間がさらに増えていきます。

残業時間が最も多かったのは月75時間でしたが、毎月50時間以上はしていたんじゃないかと思います。

このころは毎日夜9時10時、遅いと11時まで入院患者さんの調剤を行っていました。

さすがに体力的にもしんどかったのを覚えています。この頃から不整脈を自覚し始めます。

唯一の救いは残業代が一応丸々認められ給料に反映していたこと。

働いた分だけ給料がもらえると思っていたから残業をなんとかこなしていられるという状態でした。

ところが残業が70時間を超えて来ると理由も聞かされず、70時間以下に切られることが起き始めました。

こうなるともう働く気なくしますよねぇ。

もちろん世間で問題となっている過労死問題ほどの勤務実態ではなく、

実際もっと過重労働をされている人からすれば「70時間がどうした?まだまだ甘い」と言われそうです。

先日不動産営業の後輩と飲んだとき、彼の勤務は当時の私と同じくらいの労働時間でしかも残業代はつかないと

言っていましたからそれに比べれば楽なものなのでしょうが、

要は、『朝から晩までロボットみたいな仕事を続け、他に新しい経験をすることもなく

先の見えない状態に嫌気が差した、給料をもらってもやりたくない仕事だ』と考えるようになったのです。

さすがに精神的、体力的に我慢の限界も来て

「これじゃやってられない、辞める!」となっていったのです・・・。



この職場で良くも悪くも私が得たこと

・薬の幅広い薄っぺらい知識
・偏った知識

一応多忙な勤務の中でも、薬を学ぶという姿勢は保っていたつもりで休みの日にも独学してました。
病院に勤務しておきながら注射業務と薬剤管理指導業務はほぼゼロで触れず、病院薬剤師とは到底名乗れない実力でした。

・多忙に対する耐久力
・不当な勤務体制に従う精神力(愚)

 少し忙しいくらいでは、なんとも思わなくなりました。

・秒単位で物事を考え行動する効率主義精神
・ちょっとしたことですぐに苛立つ
 
 かなりせっかちな性格に変化させられてしまいました。

・先輩に頼らない自己解決能力、自立心
 周りはそのうちいなくなる、頼れるのは自分だけと思うようになりました。


そして、また転職を考え始めます。職場2号地区近辺と、地元近辺の両方で探していたところ、

地元の総合病院の求人を見つけます。そして辞職。



辞めるとき部長から「お前はずっとここで暮らすといったじゃないか、だから雇ったのに」と

嫌味に問い詰められましたが、

「人生設計が変わった」と一蹴しておきました。

もちろん辞めるに至ったのは上記で述べたとおりの背景があってのことです。


そして地元に戻り、中規模総合病院【職場3号】に転職します。

(次 職場3号→またもや転職)
関連記事
初めての就職→そして転職

薬剤師国家試験は無事に合格したのですが、実はその時には全く就職先が決まっていませんでした。

「合格してから探せばいい」くらいに安易に考えており、学生のときには一切就職活動をしていませんでした。

現在のこの就職難の時期にはありえないことですかねぇ。



もちろん、そうやって就職活動をまじめにやってこなかっただけに

今頃就職先を探してもそうそう見つからないわけです。

大学で受け入れている研修薬剤師制度も、いまひとつやる気がおきませんでした。

「社会人なのにお金払うの?バカみたい」って当時シビアに考えてました。

結局、コネ頼りで、当時兄の勤務先に往診に来ていた医師が院長を務めている病院に

就職させてもらうことになりました。【職場1号】



ここは精神科単科の病院で病床数も200床以下の病院。

薬剤師さんは薬局長含め全員女性で私含めて計4名。

年齢もみなさん自分と10年以上離れているベテランの方々。

当時は外来調剤と入院調剤が主で、病棟の業務はありませんでした。

まぁ初めての職場ですから、何事も学ぶことが多く日々まじめに働いていました。

さすがに就職は不真面目だったかもしれませんが、仕事で給料をもらう以上は真剣にやらないとって。

残業はほとんどなく、給料はたぶん手取り14万くらいじゃなかったかと思います。

右も左も分からない状態で働いていたので、仕事内容にしても給料にしても

はじめはそんなもんかと受け入れていました。



ところが、働き始めて1年過ぎた頃から、だんだんと「このままでいいのか?」と疑問が沸いてきます。

入院調剤、外来調剤共に毎日同じことの繰り返し、

処方内容は精神科薬がほとんどなので、薬の種類も限られており学ぶことが少なくなってきます。

また人間関係は決して悪いわけではなかったのですが、同年代の人や同性の人がおらず

打ち解けることができず日々悶々とするようになってきます。


「精神科薬に強くなってもその他の薬を知らなければ今後対応できない」


そう思うようになり次の職場を探し始めるようになりました。

そして見つけたのが自宅から遠く離れた大規模総合病院。【職場2号】

また、当時今まで一人暮らしをしたことがなく、

自立し一切の甘えを断ち切り自己決断で物事を進めるには

単身生活を経験しておいたほうがよいと考えていたので、遠方の病院というのは好都合でした。

(次 職場2号→またもや転職・・)
関連記事
最近はお仕事をさっさと切り上げているので、記事にするネタがあんまりありません。

なので、これから数回に分けて、「薬剤師履歴」というテーマで私が薬剤師となった経緯から、

薬剤師として働いてきたこれまで、私の仕事観などを数回に渡って書いていきたいと思います。

突然こんなことを書き始めるので

「人生つまづいた?」「精神的に病んでいるのか?」と思う人がいるかもしれませんが、

生活は順風満帆ですし本人の精神状態はいたって正常ですのでご心配なく。





「薬剤師の職を選んだ理由」

中学生のころは、あこがれの職業とかなりたい職業は正直ありませんでした。

そんなとき母親から

「将来『資格』があると就職に有利、生活にも困らない」「これからは医療職がよいのでは?」

などとアドバイスされ、漠然と「自分は理系→医者にでもなる?」くらいに考えるようになりました。
(今考えると「医者にでもなる?」的発想は非常に危険だったなぁと思うわけですが。)

まぁこれは受身の考えというんでしょうかねぇ。

それで中学卒業する前くらいから次第に医者を目指すようになったのですが、

結果は脳スペック不足のため、高校3年時には「学力的に現役で国立医学部合格は無理」と判断、

「理系で医療系となると薬学部か?」となっていきました。

(この辺ですでに進路選択のやり方を間違っているような気がします。)



当時は現役合格にもの凄く拘っていた記憶があります。

今では全く思ってはいませんが、浪人はかっこ悪いと思っていました。

それともう一つ大きな理由には親に金銭的な迷惑をかけたくないと思っていたことがあります。

「一浪するくらいなら志望を落としてでも良いから現役で」と思っていたのですが、

今考えると、焦らずもう少しゆっくり人生を歩んでよかったのかもと思います。
(親へは迷惑をかけてしまいますが。)



大学受験は一応地元の国立薬学部に合格したので、親の金銭的負担は避けられたのですが、

入学してからこれまた遊び呆けてしまい、ほとんど勉強せず。

当時は薬学部にいるにも関わらず、将来「薬剤師になる」という意識はほとんどなかったように思います。

そして、大学4年。

ここでもまだ進路をまじめに考えていませんでした。

研究講座に配属されるわけですが、これがまた「研究」というものにまったく興味が沸かず、

さらには学生間での研究発表会でも、論理的思考ができず思考プロセスの間違いを指摘されたりと、

「自分は研究には向いていない」と判断。

「じゃぁ残るはMRか薬剤師?」となり、

だけど内向的性格のため「営業はムリ」となり、

「せっかく薬学部卒業して薬剤師免許を使わないのはもったいない。じゃぁ薬剤師を・・・」

こんな感じの消去法で薬剤師の職を選ぶに至ったわけです。



これまで書いてきた職業選択の経緯からもわかるように、

悲しいかな、私は「これがやりたい!」と心から願った職業がなかったわけです。


今現在も「薬剤師」の仕事を天職であるとは全く思っておらず、

それが今の仕事に対する取り組み姿勢や仕事観にも大きく影響しています。

自分の仕事を天職と感じてやりたい仕事ができている人を見ると、とても羨ましいなぁと思うわけです。

今はちょうど大学合格発表の時期ですが、

薬学部に合格した受験生が「人の役に立つ薬剤師になりたい!」とテレビで言っているのをみたりして、

かっこいいねぇと思ったりして・・・。


(次 初めての就職→転職) そのうち書きます。
関連記事
 | Copyright © 病院薬剤師の仕事 All rights reserved. | 
Template by 無料ブログ テンプレート カスタマイズ無料ブログ比較・評価

当サイトは、当サイト上の記載内容に関し、いかなる保証をするものでもありません。万一当サイト上の記載内容に誤りおよび記載内容に基づいて被った被害については、当サイトは一切責任を負いかねます。
当サイトの全ての無断転載・複製を禁止します。
当サイトはリンクフリーです。相互リンク(医療系サイトに限定)をご希望の際はコメントください。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。