病院で薬剤師をしています。 仕事のこと、趣味のことなどきままに書いていきます。

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病棟回診時に、看護師長から質問。

看護師長「ステロイド使用している方にボナロン出していますが、出ていない人もいますよね。どういった基準で出す出さないを決めるんですか?服用期間ですか?」

私「・・わかりません、それは私より先生の方が詳しいでしょう?」

と、居合わせた医師に質問を振ってみた。

医師「長期服用になりそうな場合かな・・だいたい1ヶ月以上を目安にしているけど」


との回答。お勉強になりました。


そういえば以前、ファイザー社のエスタブリッシュ部門がステロイドの勉強会を開いていて、

そこで「ステロイドプラクティス」というwebサイトが紹介されていた。


このサイト、ステロイド全般の知識が学べて結構有用だと思う。


今回の質問に対する答えもしっかり載っていた。

ステロイドプラクティス 7)ステロイドの副作用 骨粗鬆症
str_b272.jpg

実際の現場では骨密度の測定をそれほど行っていないだろうから、

経口ステロイドを3ヶ月以上使用中あるいは使用予定で、

プレドニゾロン換算5mg以上であればビスホスホネートの投与を行うと覚えておこう。

質問してきた看護師さんにもこの表を見せてあげることにしよう。
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先日こんな経験をした。

スピリーバを継続して使用している方が入院された。

たまたま朝の吸入時間に居合わせたので、

吸入手技を確認したところ、(カプセルに穴を開けるための)穿刺ボタンを押さずに吸入している。

こりゃ今まで全然吸えてなかったかも~と心配になり、

これまでの吸入状況について聴取すると、こんな回答。


1.「調剤薬局では、ボタンを押すといった説明をなんら受けなかった」
2.「説明書は毎回つけられていなかった」
3.「半年前に開始になって以来ずっとこの方法で吸入していた」
4.「吸った後カプセルを開けてみるといつも白い粉が残っていたので、本当に吸えているのかと疑問に思った」
5.「白い粉が残っていることを薬局に尋ねたが、大丈夫と言われた」



ん~調剤薬局が吸入指導を行わないということはあるのだろうか?

本人が忘れてしまっただけでは?と思い、調剤薬局へ電話確認。するとこんな回答。

1.初回処方時には、吸入指導を行っているはずだ
2.操作説明書は、毎回は添付していない
3.処方2回目以降には吸入手技の状況確認を行っていない

とのこと。



本人と調剤薬局から聞いた話をまとめると今回の事例については、

1.初回処方時に操作の説明は受けたものの本人が忘れてしまった、あるいはその時点で十分に理解しなかった。
2.説明書が添付されていなかったので、処方2回目以降も操作手技についての本人自身による確認ができなった。
3.薬剤師が手技の状況確認を追跡して行わなかったので、一度間違えたら間違えっぱなしの状態だった。

ということなのだろう。



では、今回のような出来事を防ぐためにはどうすればよいか?

その答えは簡単であり、

「薬剤師が操作手技の確認を追跡して行うこと」

なんだと思う。

もちろん「説明書を添付すること」も重要であり効果があって、

操作の間違いに患者本人が気づくかもしれないけど、これは確実ではない。



半年間も無駄に吸い続けていたことに対して本人は落胆されていたけれど、

これは操作手技の確認を十分に行わなかった薬剤師の責任が大きいと思う。

吸入手技の確認は、初回だけにとどまらず追跡して確認していかなければならないと感じさせる事例。



調剤薬局での吸入指導について全般的にはどんな現状なんだろう?

調剤薬局の薬剤師さん対象のアンケートを作ってみましたのでよろしければご協力ください。

スピリーバ吸入の吸入手技指導について(調剤薬局薬剤師限定)
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当院でも、タゴシッドの後発医薬品を採用することになった。

それで、その某後発品メーカーがいうところによると、

「TDM解析ソフトは、日本TDM学会のサイトで紹介されているフリーソフトの『Qflex』を使用してください」

とのことであり、早速それをダウンロードしてみた。


適当にマニュアルを読んでみて、使ってみたけれど、使い勝手としては・・・






とても使いにくい・・・・・





使いにくいと感じたのは、

1.投与スケジュールだけは保存できるけど、個々の患者ごとにデータを保存できないみたい。

(もしかして、できるけど自分が気づいていないだけだったりして??)

これだと、2回目以降の解析に毎回患者データを入力しなければならず、とても面倒。

2.投与スケジュールを入力するときに、繰り返し入力ができない、面倒。

3.採血時間が日時入力できず、開始後の経過時間で入力する必要があり、経過時間をいちいち計算しなければならないのが面倒。

4.右クリックを不用意に押すとエラー表示がでてソフトが強制終了するバグ


と、まぁアステラス製薬提供の解析ソフトと比べると、使い勝手に非常に大きな差がある。



某後発品メーカーのMRさんに、

1.「なぜ、この「Qflex」を使うように推奨するのか?」
2.「貴社製品(ジェネリック)使用時にアステラス社の解析ソフトを使用してもよいか?」

と問うてみたところ、

1.については、「学会が紹介しているから」というのが理由らしい。
  まぁ、「他社の解析ソフトを使ってもいいですよ」と言えるはずもないだろうけど。

2.については答えられず回答は保留になった。



少し話しはそれるけれど、他院での話で、

テイコプラニンの後発品採用後、アステラス社の解析ソフトを使用して解析すると、

解析結果が予想と乖離するようになったという話を聞いたことがある。

なぜそのようなことが起きるのかは未だに分かっていないけど、そんなこともあるのかなぁと少し半信半疑。

もしかすると、今後自施設においても同様のことが起きるかもしれないなぁと。

その話を知ってか、部長は、今回の後発品の解析にアステラス社の解析ソフトを使用することに難色を示している。

メーカーが推奨するように「Qflex」を使用したほうがよいのではないかと考えているみたい。


だけど、個人的な意見としては、

後発品の解析にアステラス社の解析ソフトを使用してうまくいかなかったのならば、

たとえQflexでやってもうまくいかないのではないなかと思うのだけど。

Qflexでの母集団も、当然先発品「タゴシッド」での値なのだろうから。


仮に先発品-後発品間で薬物動態の違いが本当にあるとするならば、

その後発品だけを使用した母集団で作成した解析ソフトを作成する必要があるんだって思う。


後発品の使用って、これだから嫌なんだよなぁ・・。
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