病院で薬剤師をしています。 仕事のこと、趣味のことなどきままに書いていきます。

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バンコマイシン注の血中濃度解析用採血として、

投与直前と投与終了1時間後の2ポイントを取らせてもらっている。

だけど最近思うのは、投与終了後1時間後の採血って本当に必要なのだろうかと。

バンコマイシンの効果は時間依存的(time above MIC)ともAUC/MICとも言われており、

また、濃度非依存的である(ウィンターの臨床薬物動態学の基礎―投与設計の考え方と臨床に役立つ実践法
より)
といわれている。


メーカー曰く、投与終了1時間後の採血(推奨20~40μg/mLを超えない)は

薬効の指標ではなく副作用の指標であり、この値を上げたからと言って薬効には影響しないとの回答。

つまりはピーク50μg/mLを超えないように設定するための参考値ということ。



この値は、TDM解析ソフトである程度の予想はできるだろう。

予想でその推奨範囲を超えなければよしとしてよいのではないかと思うのだがどうか?

患者さんに痛い思いをさせるのが一回でも減ればいいとも思う。


図解 よくわかるTDM―基礎から実践まで学べるLesson125のLESSON60には、次のような要点が記されている。

・点滴終了後の分布相でのピーク値の採血はばらつきが大きい
・ピーク値の採血は行われていないことが多い
・ピークは理論値を外挿し副作用発現域でなければ問題ないと思われる


世間一般では、バンコマイシンの採血ポイントはどのようにしているのだろうか?

よろしければ以下アンケートにご協力ください。


バンコマイシン血中濃度解析用の採血回数は?

投与前と投与後の2ポイント採血

投与前のみ1ポイント採血

血中濃度解析を行っていない

その他





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9月から担当病棟が異動となることが決まった。

次の病棟は、小児科・消化器・マイナー外科などの雑多病棟

正直なところ、どれもあまり興味が沸かないのだけど・・・。


まぁそう言わずになんでも興味もってやりましょうよと自分に言い聞かせてみる。

幅広く何でもよく知っているジェネラリストでありたいと思っているなら、

尚更、手を抜いてはダメだなと。


ところで、結局今の病棟には1年しか在籍してないのだけど、これは本当に不完全燃焼。

1年やって、やっと課題や目標が見えてきたところなのに、離れてしまうのはとても残念。
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医師から問合せ。「緑内障でも使用できる睡眠導入剤は?」

はて?睡眠導入剤は大抵抗コリン作用を持っているから、使用できるのはほとんどないのでは?

薬によっては「急性狭隅角緑内障」が禁忌なだけでそれ以外の緑内障は禁忌ではないという薬もあるけれど。

そんな話をしていると、別の薬剤師さんが一言。



「ユーロジンは大丈夫ですよ」



添付文書を見てみると・・・本当だ。「緑内障」の文字が見当たらない。



知らなかった~。教えてもらったことを疑っているのではないけれど、

なぜユーロジンが緑内障に禁忌ではないのか知りたくて、メーカーに電話。

「抗コリン作用が非常に弱いため」緑内障の禁忌がないとのこと。

そりゃそうだな。同属薬でも抗コリン作用の強弱があるのは当然か。

恥ずかしながら、全てのベンゾジアゼピン系薬剤は緑内障にダメなのかって思ってた。


ついでに、PMDAの医療用医薬品の添付文書情報サイトで、

薬効分類に「催眠鎮静剤、抗不安薬」を選択し、
項目内検索1に「緑内障」 いずれも含まない

の条件で絞込みを行うと、41件検索された。そのうち主な薬はこんな感じ。

イソミタール
トリクロリール
ラボナ
エスクレ坐剤
ブロムワレリル尿素
フェノバルビタール
セディール
抱水クロラール
ユーロジン

この中では不眠症に対して汎用されているものってやはりユーロジンだなぁと。

勉強させていただきました。



余談だけど・・・

ということはベンゾジアゼピン系薬物で便秘傾向になるような不眠症の人がいれば、

それはユーロジンがいいのかも?



よろしければ以下アンケートにご協力ください。


ユーロジンは緑内障に禁忌ではないことを知っていましたか?

知っていた

知らなかった





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