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(※本記事は、フサンの高濃度投与の安全性を保証するものではありません。
また高濃度投与を推奨するものでもありません。)


若い内科医師から問い合わせ。

「DIC患者に対して末梢ルートからフサンを投与したい。水分負荷をかけたくないため
フサンを100㎎/50mLに溶解して2mL/hでメインルートの側管から投与できるか?」

というもの。

添付文書上では、次のように記載されている。

汎発性血管内血液凝固症(DIC)の適応
「通常、1日量を5%ブドウ糖注射液1,000mLに溶解し、ナファモスタットメシル酸塩として毎時0.06~0.20mg/kgを24時間かけて静脈内に持続注入する。」



当院では、添付文書通り1000mLに溶解して投与している例はさすがに見たことがなく、

一日量を250~500mLに溶解して末梢投与しているのがほとんどだと思う。


さて、どこまで高濃度でいけるのか?

以前メーカーに問い合わせしたときは、確か

具体的にどの濃度までなら大丈夫といったデータは示してくれなかったと思うが記憶が定かでない。

そして本日日曜日のためメーカーには問い合わせできない・・・。


ということで、過去に高濃度で投与している例があるか、院内の処方歴を調べてみた。


すると、数年前に勤務していた外科医が、

術中に使用するフサンを高濃度に溶解してメインルートの側管から末梢投与しているオーダーを見つけた。

その濃度は、200㎎/48mL(投与速度2mL/h)(メインの速度は20mL/h)。

しかもルーチン処方のようで多くの症例でオーダーされていた。



どうやら、今回の問い合わせの100mg/50mLの濃度は側管投与ならば問題なさそうだ。

質問した医師に対しては、上記の濃度での使用経験があることを紹介した。



結局、その後実際にオーダーされてきた投与濃度はというと、

200㎎/250mL(24時間かけて)(メインの速度は20mL/h)。

それ、全然大丈夫です・・・。あれ、水分制限したかったんじゃ・・?
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