病院で薬剤師をしています。 仕事のこと、趣味のことなどきままに書いていきます。

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PMDAの「マイ医薬品集作成サービス」が始まったことは先日書いたとおりだけど、

説明書をパラパラと読んでみたその感想。


院内採用薬を登録できるのはいいが、結局PMDAのサイトに行ってログインした後じゃないと

登録薬情報が見れないのならば、あまり意味がないんじゃないかと。

薬の添付文書情報を見たければ、PMDAのトップページにある検索窓にさっさと入力するし。

このサービスに採用薬を登録してどう利用したらいいのかいまいち使いかたがわからない。


そもそも「院内医薬品集」というのは、薬剤師以外の人でも院内の採用薬がわかり、

基本的な使いかた(適応、用法用量、諸注意など)が要約として書いてあり

新規入職者でもすぐに採用薬がわかるなど、日常業務に活かせるものと理解している。

なのに表示されるのは、医薬品名や薬効分類、メーカー名と添付文書情報のリンクなど。

これでは、いちいち登録薬を一覧にしてみることはないし日常業務には使えない。

また、インターネットにつながっているパソコンじゃないとこれらが見られないというのは不便。

オーダリングシステムを導入しているような施設では通常そのシステムは独立したLANで運用されており、

その端末ではインターネットは使用できない。


なので、いくつか提案。

1.オフラインでも登録薬一覧が見られるようなアプリケーションを開発しそれを各施設でダウンロード。

2.PMDA上で登録薬の薬品情報(添付文書変更など)が更新された場合は通知される機能

3.ダウンロードしたソフトウェアの機能としては、
 
 A.登録薬の添付文書情報やインタビューフォームのPDF一括(または任意)ダウンロード機能
  PDFファイルも保存・管理したい。

 B.データ出力機能(csvやhtml形式)
  インターネットでつながっていない独立した院内LANへ採用薬の情報を掲載するために必要。
  また、A.の機能も含み院内LAN上で採用薬のPDFがリンク表示される。
 
 C.紙媒体の院内医薬品集作成機能
  紙媒体での医薬品集は、病棟や各科に必要。
  掲載項目は、医薬品名を始め、成分名、薬効分類、適応、用法用量、諸注意、薬価などを任意に表示できる。



ざっと思いつく限りのほしい機能を書いてみたけど、他にもあるかな?

一応、上記の事項はPMDAに要望としてメールしてみた。ぜひ作ってほしいと思う。

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退院時薬剤情報管理指導料を算定して、退院時に持って帰る薬の内容を提供したり

服薬指導を行いたいと思っているのだけどなかなかそこまで手が回らないのが現状。

算定する上で何が大変に感じているかというとここ。

B014 退院時薬剤情報管理指導料 の一部抜粋
入院中に使用した薬剤のうち、どの薬剤について手帳に記載するかは、患者の病態や使用する薬剤の種類によるが、少なくとも、退院直前(概ね退院前1週間以内)に使用した薬剤及び入院中に副作用が発現した薬剤については記載する。副作用が発現した薬剤については、投与量、当該副作用の概要、投与継続の有無を含む講じた措置、転帰等について記載する。


「少なくとも、退院直前(概ね退院前1週間以内)に使用した薬剤について記載する」というのがネックになっている。

服薬指導支援システムを導入しているものの、今回の要件を満たすように十分に開発されていないため、

現状で算定するためには、手書きするか手作りで文書を作成するしかない。

お薬手帳という限られた紙面に過去の使用薬剤を書き込む行為がかなりの手間となるなと。


みなさんの施設では、退院時薬剤情報管理指導料を加算していますか?

よろしければ以下アンケートにご協力ください。
※選択肢の数字は、「退院時薬剤情報管理指導料加算患者数/退院時薬剤情報管理指導料加算可能患者数」です。


退院時薬剤情報管理指導料を加算していますか?

91%~100%

71%~90%

51%~70%

31%~50%

11%~30%

0%~10%





-Mini Vote-


               
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PMDAが、「マイ医薬品集作成サービス」を開始したとのこと。

これ、待っていました。

今朝気づいたので、まだ詳細をよく読んでいないのだけど、どんな機能があるのか見てみようと思う。

これって紙媒体の院内医薬品集が作成できる機能あるんだろうか?


使ってみて、使い勝手や要望を書いてみようかと。

関連記事 マイ医薬品集作成サービスについて思う 2011/06/27
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入院患者さんの持込薬で「大正トンプク」なるものがあった。

こんな薬があるとは知らなかった。


「トンプク」で昔知人から聞いた話を思い出した。

知人は子供のころ、発熱などあると親から「トンプクを飲め。トンプク」と言われていたため、

「トンプク」という名の薬があるとずっと勘違いしていたらしい。

その話を笑い話としてとらえていたんだけど、本当にあるなんて・・・。


しかし、紛らわしい名前の薬だなぁ。

「大正トンプク」という商品を知っている人からすれば、効能が解熱鎮痛に限られているだけに、

本来の「頓服」行為が、解熱鎮痛のみに服用する事と勘違いしてしまったりしないのかなと。


「病院の言葉」を分かりやすくする提案というサイトでは「頓服」の用語について次のように説明している。

1.まずこれだけは
症状が出たときに薬を飲むこと

2.少し詳しく
 「食後など決まった時間ではなく,発作時や症状のひどいときなどに薬を飲むことです」

3.時間をかけてじっくりと
 「一日一回とか毎食後とか,決められたときに薬を飲むのではなく,症状が出て必要になったときに薬を飲むことです。『頓服(とんぷく)薬』と言うのは,そのようにして飲む薬のことです」

4.こんな誤解がある
鎮痛剤(痛み止め)のことだという誤解(34.1%)や,解熱剤(熱冷まし)のことだという誤解(33.4%)が多い。これらは,「頓服(とんぷく)」として処方された薬を,そのときの症状に効く薬だと思い込んでしまうことによる誤解である。
包装紙にくるんだ薬のことだという誤解もある(16.2%)。これは,処方された薬の形状によるもので,ほかに,粉薬だとか,座薬だとかいう様々な誤解がある。
症状が出たら何度でも飲んでよいという誤解もある(7.3%)。これは,症状が出たら飲むようにと言われたものを,効き目がみられないからと何度も飲んでしまうことによる誤解だと考えられる。



ほら思ったとおり。解熱鎮痛剤剤だと誤解している人多い。

「そのときの症状に効く薬だと思い込んでしまうことによる誤解である。」と書いているけど、

その一部には「大正トンプク」を知っているから誤解した人も含んでいると思う。


いつからこの商品が販売されているのか知らないけど、

混乱を生じさせかねない商品名は考え直したほうがよいのではないかと。

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