こんな薬があるとは知らなかった。
「トンプク」で昔知人から聞いた話を思い出した。
知人は子供のころ、発熱などあると親から「トンプクを飲め。トンプク」と言われていたため、
「トンプク」という名の薬があるとずっと勘違いしていたらしい。
その話を笑い話としてとらえていたんだけど、本当にあるなんて・・・。
しかし、紛らわしい名前の薬だなぁ。
「大正トンプク」という商品を知っている人からすれば、効能が解熱鎮痛に限られているだけに、
本来の「頓服」行為が、解熱鎮痛のみに服用する事と勘違いしてしまったりしないのかなと。
「病院の言葉」を分かりやすくする提案というサイトでは「頓服」の用語について次のように説明している。
1.まずこれだけは
症状が出たときに薬を飲むこと
2.少し詳しく
「食後など決まった時間ではなく,発作時や症状のひどいときなどに薬を飲むことです」
3.時間をかけてじっくりと
「一日一回とか毎食後とか,決められたときに薬を飲むのではなく,症状が出て必要になったときに薬を飲むことです。『頓服(とんぷく)薬』と言うのは,そのようにして飲む薬のことです」
4.こんな誤解がある
鎮痛剤(痛み止め)のことだという誤解(34.1%)や,解熱剤(熱冷まし)のことだという誤解(33.4%)が多い。これらは,「頓服(とんぷく)」として処方された薬を,そのときの症状に効く薬だと思い込んでしまうことによる誤解である。
包装紙にくるんだ薬のことだという誤解もある(16.2%)。これは,処方された薬の形状によるもので,ほかに,粉薬だとか,座薬だとかいう様々な誤解がある。
症状が出たら何度でも飲んでよいという誤解もある(7.3%)。これは,症状が出たら飲むようにと言われたものを,効き目がみられないからと何度も飲んでしまうことによる誤解だと考えられる。
ほら思ったとおり。解熱鎮痛剤剤だと誤解している人多い。
「そのときの症状に効く薬だと思い込んでしまうことによる誤解である。」と書いているけど、
その一部には「大正トンプク」を知っているから誤解した人も含んでいると思う。
いつからこの商品が販売されているのか知らないけど、
混乱を生じさせかねない商品名は考え直したほうがよいのではないかと。
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