病院で薬剤師をしています。 仕事のこと、趣味のことなどきままに書いていきます。

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当院では、眼科手術後の患者さんに対して特に点眼補助具を提供してはいないのだけど、

ある患者さんの病室に行くと、看護師が点眼指導時に補助具を貸し出していた。

「こんな補助具、病院内で見たことないな」と思い担当看護師へ尋ねてみると、

以前、看護研究のために研究費を使って病棟用に購入したものとのこと。

その点眼補助具とは、「カワモト ニュー らくらく点眼」という商品。

      

アイボンのように目を覆うキャップ型で、そのキャップの中心部に点眼薬を差し込む穴が開いており、

そこに点眼薬を差し込み目周囲にキャップを固定して点眼するというもの。

この補助具の使用により、手先が震えるような方でも、

点眼薬の先端が睫毛や眼球に触れることなく安定して点眼することができる。



ところで、この補助具、別に院内で採用になったものでもなんでもなく、

先に述べたように病棟が勝手に購入したもの。

患者さんは、入院中にこの補助具を使用して点眼の練習をしていたわけだから、

「退院後もこの補助具を使用したい」と当然言われた。

でも、病棟には現物一個しかないから、差し上げることもできず

自己購入してもらうことになったわけだが、

看護師さんは「そこら辺の薬局で買えると思います」なんて患者さんに安易に言っていた。


本当にすぐに手に入るのか?薬局で売ってなかったら患者さんに迷惑かけることになると思い調べてみた。

しかし、門前の調剤薬局や近隣のドラッグストアに電話してみるも取扱いはないとのこと。

やはり・・・簡単に手に入らないじゃないか。


結局インターネット上では、多くのショップで取り扱っているようで、

患者さんの家族にはインターネットで購入するように勧めた。

(高齢の方だったのでインターネットでの買い物が無事できるのか少し心配ではあったけど)


勝手に病棟で仕入れたものを、その後のフォローも考えずに使用されると非常に困る。

今後もこの補助具を病棟で使っていくつもりなら、

商品を院内の売店においてもらうようにするとか、

近隣で売っている実店舗を把握しておく必要があるだろう。
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最近授乳婦に対する投薬の問い合わせが立て続けに来ている。たまたまなんだろうけど。

今回は「授乳婦に対してロセフィン注は使用できるか?」というもの。

まずは添付文書。

「授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせることが望ましいが、やむを得ず投与する場合には乳児等の状態を観察しながら慎重に投与すること。[ヒト母乳中へ低濃度移行することが報告されている。]


と記載されている。


続いてDrugs and Lactation Database (LactMed)で調べてみた。

次のように記載されている。

Effects in Breastfed Infants:
Relevant published information was not found as of the revision date.

Possible Effects on Lactation:
Relevant published information was not found as of the revision date.


前回同様、大分県産婦人科医会のサイト上の「母乳とくすりハンドブック2010(PDF)」には次のように記載されている。

「母乳中への移行は少量で、経口吸収が不良である」とのことで、カテゴリー「◎」に分類されている。

他の参考データ
 Briggsでは「母乳中へ移行、授乳と両立可能」
 成育センターでは「可能」 
となっており、危険度は低い。

ということで、ロセフィン注使用は問題ないだろうと判断した。

参考書籍
         
 

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