人工肛門から坐薬投与

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僕が電話を受けたわけではないが、医師から問い合わせあり。

「癌性疼痛管理に対し、ボルタレン坐薬を人工肛門から投与するのと、

ボルタレン錠を内服するのはどちらがよいか?」というもの。

はて?人工肛門から坐薬は吸収されるのか?されやすいのかされにくいのかさえよく分からない。

ということでメーカー学術に確認。

以下回答。

・文献では、経人工肛門投与は、経直腸投与に比べ血中濃度が低いとのデータあり。
・理由として、経直腸の場合は初回通過効果を受けないが、経人工肛門の場合は
 初回通過効果を受けるため。また、人工肛門より薬剤が漏出していることも考えられる

とのこと。実際にもらった文献では、「Cmax、AUCともに経直腸に比べて1/2に低下する」という

ものであった。


ここからは私見。

人工肛門からの投与は薬効の減弱が考えられるわけで、通常の薬効を得るには、単純計算で

2倍の投与が必要と思われる。

しかし、初回通過効果を受けるのならば、同量の錠剤を内服するのとさほど

効果は変わらないと思われる。

ということで敢えて経人工肛門投与を行う意味はないかもしれない。

ジクロフェナクを経人工肛門投与することで腸潰瘍を生じる危険性と、

経口投与で胃潰瘍を生じる危険性を考えた場合、

PPIを併用して経口投与を行うのが最もよいのではないかと思った。

あ、そういえば、問い合わせてきた医師に対してどう答えたのかなぁ?

僕がメーカーに聞いている間に、別の薬剤師さんがいろいろ答えていたけど・・・。

薬局だけで納得して医師に情報を提供してなかったわ・・・。
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