聾唖者に対する薬剤管理指導

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普段接することが少ない耳の不自由な方へのかかわり。

すべて筆談。

相手が筆記をしてくれずジェスチャーのみだと、疎通は難しくなる。

質問するときYES、NOで答えられる閉じた質問ならば、相手の回答は理解しやすいのだが、

「この薬は何の薬か知っているか?」とか「どんな副作用が起きたことがあるのか?」

と細かく聞こうと思うと、どのように聞いたらいいのか分からない。



相手のジェスチャーを注意深く見て内容を読み取ることも大事だけど、

本当に自分が正しく理解できているのかは分からない。

だから、相手のジェスチャー(手話)で

「どうやらこの薬で副作用が起きたことがあるようだ。
体中に発疹ができて・・。今は飲んでないのか?」

ということが想像できたら、それを文字に現して、

「この薬で発疹が出たのですね?それで今は飲んでないということですね?」と理解の確認をした。

「いつごろ副作用が起きたのですか?何年も前?一年以内?つい最近?」

と書いて、回答を絞りこむ工夫もした。

この「質問→回答→自分の理解確認」の繰り返し。


こんな感じで、いくつか質問と回答を繰り返しているうちに、

今度は相手のほうからのメッセージがきた。これを理解するのはなお難しかった。

こちらからの質問は、自分が分かりやすいように質問の仕方を工夫できるけど、

相手からのメッセージはジェスチャー(手話)なので、なかなか理解できない。

「○○ということ?」と聞いて違ったなら別のを聞いてみての繰り返しで最終的には理解できた。

会話に時間はかかるけど、言っていることが理解できたときは嬉しい気分になっていた。

たぶん相手もそうだったんじゃないかな。


相手が許すのならば、次回は50音表を持っていってそれで指し示してもらえたなら、

もっと話しやすくなるかもしれない。
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この記事へのコメント
耳の不自由な方でなくとも、通常の業務の中で相手の不安に感じていることや、言い忘れていることを聞き出せた時、互いに意思の疎通ができたときは嬉しいです。些細なことかも知れないけれど、患者さんが帰り際に「ありがとう」と言ってくれた時は仕事のやり甲斐を感じます。
2008/09/12(金) 09:23 | URL | HANA #-[ 編集]
そうですね。よく分かります。
2008/09/13(土) 13:41 | URL | cenosky #-[ 編集]
はじめての書き込みです。
たまぁ~にのぞかせていただいています。

聾唖の方にも薬の説明は必要なわけで。
前に勤務していた病院には耳鼻科があり、術後の抗がん剤とかしちゃうわけです。
聾唖の方ではないけれど、音声を拡張する機械(スミマセン、うまく説明できないし、名前もわかりませんが。)を使って患者さんは自分の思いを伝えてくれようとしてくれます。それに答えたくとも業務の時間も限られます。ゆっくり口元を見てもらいたいけど、そこまでの時間も作れず、なんとなくで指導が終わっています。
個人的にはいつかは手話も使って、どんな患者さんともコミュニケーションがとりたいなぁ、なんて思っています。
2008/09/15(月) 18:07 | URL | mah #-[ 編集]
おっしゃるように必要な情報はいかなる方法を使ってでも
伝えないといけないですよね。
しかしながらマンパワーというか業務の都合もあり、
一人のために十分な時間をとることができないことも
よく分かります。むずかしいです。
今回はたまたま時間に余裕があったため、
ゆっくり話すことができたのですが、
これが忙しいときに重なっていたら無理だったかもしれません。
2008/09/15(月) 20:00 | URL | cenosky #-[ 編集]
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