カタボン注とラシックス注の配合変化

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看護師さんから問い合わせ。

「カタボンとラシックスを同一ルートで投与しているが、ルート内で白色の異物を見つけた。
以前薬局へ問い合わせしたときは、『書籍に大丈夫と書いてあるから配合に問題ない』
との回答だったので、一緒に投与していたのだが、本当に大丈夫なのか?」


異物が見られるという実際のルートを持ってきてもらったが、肉眼でも確かに見えるくらいの

小さな白色物がルート内にいくつも付着している。

薬局内にある、とある書籍を見てみるとラシックスの項目には確かにカタボンLow、Hiともに

○となっていた。参考文献は、「メーカー資料」と記載されている。


どういうこと・・?


まずはラシックスのメーカーに確認したところ、即答で配合不可と言われた。

確かにカタボンは酸性、ラシックスはアルカリ性であるから普通に考えると、

配合はちょっと難しいような気もする。

続いてカタボンのメーカーに確認したところ、やはり配合不可との回答を受けた。

ところで、とある書籍にはメーカー資料を参考文献として「配合可」としていたわけであるが、

これについても問いただしてみると、以下のような回答であった。

①カタボンの治験時に、ラシックスとの配合変化を行ったが、24時間投与において配合変化や
カタボン含量の低下は認められなかった
②このため承認時の配合変化では、ラシックスとの配合は問題ないとされている。
③しかしながら、最近ではラシックスとの配合により白色異物を認める例が報告されてきている
ことから配合は回避していただくようにお願いしている。
④白色の異物はおそらくラシックスの結晶である

とのことであった。

なんとも不十分な対応である。

一番の問題点は、カタボンのメーカーがラシックスとの配合を不可と明記していないことである。

また、とある書籍が参考にしたという文献を実際に見ていないのでなんともいえないが、

その文献は改訂するべきであろう。

さらには、とある書籍に対しても、修正をお願いしなければならないと思われる。


専門書籍に記載されているとどうしても情報を信用してしまうが、

こういうこともあるから信用しきってはならないようだ。

やはり”ラシックスとカタボンの配合は不可である”

      
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この記事へのコメント
コニチワ。はじめまして。

くすりすく12と言います。

インチキなブログを展開させていただいている

いちお 病院薬剤師です。

転職して 今は 専門病院で働いていますが

以前は いちお急性期病棟が ありました。

今回 取り上げていた ラシックスとカタボンですが

・・・おっしゃるとーりだと 思います。

同じ薬剤でも 製造された状況も違います
(Phの変動は添付文章どーり)

それに 実際に 使用された 病棟での

状況が違います。
(気温など)

それにより 多々 文献とは異なるそうな

事例が ありました。

ただ

(気を悪くされたら すみません)

カタボンとラシックスだけの併用?

だったのでしょうか?

他の輸液とは 触れないという前提

だったのでしょうか?
(いわゆる単独ルート)

もちろん 病棟だけの連絡ではなく

実際に 確認されているとは 思いますが。。。






内服とは違い注射薬は ホント 難しいですよね。

PTNの中へアツブミンとか

乳化脂肪製剤をぶち込め!

なんて 指示も 日常茶飯事でした。。。

結局のところ 緩衝溶液なんでOK

ってな ウラ回答を メーカーから得ました。
(納得できへんかったけど。。。)
2008/12/04(木) 21:04 | URL | くすりすく12 #-[ 編集]
くすりすく12さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

>(気を悪くされたら すみません)
>カタボンとラシックスだけの併用?
>だったのでしょうか?
>他の輸液とは 触れないという前提
>だったのでしょうか?
ダブルCVラインの一つからこの両剤のみが投与されており、他薬剤との混合は
なかったようです。
一つ気になるのは、このルートを続けて使用した数日後に異物発見となっており、
おそらく投与初期には肉眼で見えるような結晶は出現していなかったのであろうと
思われます。
それが、なんらかの原因により(気温?ルート内膜の極小凹凸の影響とか?)
最初は極少量の結晶化を生じ、結晶が結晶を呼んで次第に増えていったのでしょうかね?
真相は分かりません。

>内服とは違い注射薬は ホント 難しいですよね。
>PTNの中へアツブミンとか
>乳化脂肪製剤をぶち込め!
>なんて 指示も 日常茶飯事でした。。。
本当に難しいですね、私はとても苦手です。
TPNの中へアルブミンは今まで見たことありませんが、
ビーフリードの側管やTPNの側管から脂肪乳剤投与は当院でも行われています。
一応、公に情報開示できないようなのですが、
某メーカーからこれらの配合変化については問題ないとの回答をもらっています。
2008/12/04(木) 23:05 | URL | cenosky #-[ 編集]
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