当薬剤部の今後②

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昨日の先輩との話のつづき

次に出た話題は、各部署(医師・看護師)から薬剤部が求められている業務。

その一つに、Ⅰ)薬剤師による持参薬管理の徹底。

もう一つは、Ⅱ)薬剤師による末梢の輸液混注業務。

どちらも大切な業務である。

しかしながら、どちらを行うにしても現状ではマンパワーの問題で実現不可能なことは

分かっているから、その業務を遂行する上で必要な追加の薬剤師人数がどれだけなのか

また、どのように業務を遂行していくのかシステム作りが必要。


Ⅰ)持参薬管理に関しては、先輩が「持参薬管理センター設置計画」を考えているらしい。

最近「持参薬管理センター」なるものを作って業務を行う病院があるらしいが、

どのように業務を行っているのか見てみたい。いくつか気になることを記すと、

①センター・患者・病棟看護師・病棟薬剤師・医師間でそれぞれどのように連絡を取り合って
いるのか。
②管理センターを1局として持つことで扉は一つになる反面、時間帯によっては
薬をもってきた患者がセンターに集中し業務が滞ったりしないかとか、
患者を待たせることにならないかといった問題。
③センターでどこまでの情報を収集し、病棟薬剤師・病棟看護師に提供するのかといった
、センターの業務範疇。

⇒センターで、仮に一人の患者の聴取・文書作成に20分も要していたら、
面談時間を予約制にでもしないと無理だろう。
⇒時間的に少なくて済むように薬剤鑑別だけセンターで行うということも一案だが、
それは管理センターを設置するほどの重要な業務にはならないし。

ということで、二人で話しあった結果、

「薬剤師を増員して持参薬管理センターを作る」案もあるが、それよりも

「病棟薬剤師を増員して病棟業務を充実させその一環として持参薬管理を徹底する」ほうが、

薬剤管理指導業務がさらに充実したものになり、かつ病棟の常駐時間も増え「病棟」における

薬剤師の存在感や、常駐の必要性が増すのではないかと考えた。

ちなみに、当局の現在の薬剤師の病棟駐在時間は、各病棟午前90分間、午後180分間

の割り当てであるが、これを薬剤師増員により常駐(午前180分間、午後360分間)の2倍に

増やすことができると、「持参薬管理100%・算定件数↑・残業↓」でさらにおつりがくるかも

しれない。おそらく3人増員できるとそれが実現する。

持参薬管理するために3人増員するくらいなら病棟薬剤師を3人増やしたほうがよいと思う。

私の担当する病棟では、現在は持参薬の管理は100%行えていないが、(たぶん80%くらい)

外科病棟の担当の薬剤師はほぼ100%管理しているという。

私の病棟にもし薬剤師が一人増員にでもなったら100%管理できるだろうと予測している。


持参薬管理センターも一定の効果があると思われるが、

センター・病棟間での情報のやり取りの煩雑さ、

例えば、細かいことはやっぱり直接面と向かって申し送りしたいとかあるし、

部署が離れていることのデメリットもあるのではないか。

病棟薬剤師増員ならば、従来の業務の充実拡大と安定が図れるわけである。

今日の話で、先輩も「病棟薬剤師増員」の方向に向いたようである。


明日は、Ⅱ)末梢輸液混注業務について話したことを書きます。
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この記事へのコメント
百聞は一見にしかずです。持参薬管理センターを設置すれば、少ない人員増で100%持参薬を管理し、薬剤管理指導件数も月1500件実施できます。ぜひ一度、当院をご見学ください。
2009/04/07(火) 05:39 | URL | 北野病院薬剤部 #Rq3cDkCo[ 編集]
北野病院薬剤部の先生こんにちは。
たぶんこの記事を書いたら、先生からコメント来るんじゃないかなぁと思ってました。(笑)
病棟王を利用した持参薬管理センターを運営されているのですよね?
記事をいくつか拝見しております。見学のお話は、とてもありがたく思います。

実はこの記事を書いたあとも、薬剤部内で検討を重ねてきましたが、
現在では話は逆転し、やはり持参薬管理センターを設置するのが
よいのではないかと考えています。
経営上の問題で2人の増員が限界(もしかすると1人?)と思われ、
これでは全病棟で人員の増加とならないことなどが理由です。
今のところは2人の増員を要望し管理センターを運営する
システムを考えたいと思っています。
見学のお話につきましては薬剤部内で話し合いたいと思いますので、
もしお願いすることとなりましたら、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
2009/04/08(水) 02:03 | URL | cenosky #mSbSW7Ec[ 編集]
はじめまして、薬屋です。
当院(200床。7人)では、100%近い持込薬の管理。
抗がん剤のミキシング。
静注の混注(高齢者)。
病棟に1人釘付け。
業務時間、7時半から7時半まで。
次回の機能評価を受けるとさらに業務量(手術場、当直等)が増えることが予想されます。
人員が増えなければ・・・・・、薬剤部は崩壊です。現にここ数年で6人やめています。
マー、つらいっす。
診療報酬で評価されなければ、人員増は無理でしょうね?

ある社会保険病院の薬剤師。
2009/04/26(日) 10:25 | URL | 薬屋 #-[ 編集]
>薬屋さん
こんにちは。
なかなか薬剤師を取り巻く環境はきびしいですよね。
経営面だけの話をすると、到底増員するだけのメリットはないですから。
「安全を金で買う」という観点を経営者側が持つことができればこの問題は解決できるのかもしれません。
もちろん診療報酬が認められれば最も望ましいことなのでしょうが。

お互いの環境は違えどどこの施設も
大変なのは変わらないようですね。
2009/04/26(日) 15:50 | URL | cenosky #mSbSW7Ec[ 編集]
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