臨床統計はじめの一歩Q&A―統計のイロハから論文の読み方、研究のつくり方まで

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臨床統計はじめの一歩Q&A―統計のイロハから論文の読み方、研究のつくり方まで

    

この本は、基本的に統計に関する基本的な考えかたや統計用語をQ&A形式で、

分かりやすく解説してくれる。

統計に初めて触れるような人は、最初から順番に読んでいくとよいと思うし、

少し分かっている人は、知らないところだけ読めばよいと思う。

内容は、前半が基本的な統計データを読む上で必要な考えかたが記載されている。

僕がこの「臨床統計はじめの一歩Q&A~」で学んだ部分は数多くあるが、一つだけ挙げるとするなら

「主要評価項目と二次評価項目の見方」について。

「主要評価項目の結果が最も大事である。試験自体は主要評価項目を調べるために

デザインされたものであるから、二次評価項目の結果はバイアスがかかることになり

その結果は飽くまで参考程度にとどめておくべきであり、統計的有意差は意味を持たない」

というもの。

僕は、二次評価項目も統計学的に意味のある信頼してよいデータであると勘違いしていた。

他にもいろいろ学んだが、このように自分の今までの誤った統計の読み方を

修正してくれるものである。

他にどんなQ&Aが記されているかというと、

・グラフを読むときの注意点は何ですか?
・ITT(Intention-To-Treat)とは何ですか?
・相対リスク低下と絶対リスク低下のどちらを使ったらいいですか?
・アンケート結果を読むときの注意点は何ですか?
などなど。

後半が、研究テーマの作り方や試験デザインの組み方データの解釈まとめ方などを

指南しているようだ。

まだここまでは読んでいないのだけど、早く読みたいと思っている。



前回紹介した、「ドキドキワクワク論文☆吟味。医学統計ライブスタイル」 著:山崎力

      

と内容が重複するところが多くあるけれども、両者の違いは、

「ドキドキワクワク論文☆吟味。医学統計ライブスタイル」は、

名のごとくライブ講義をうけているかのような感じで記載されていて、

統計というものがどんなものかを直感的に教えてくれるのに対し、

臨床統計はじめの一歩の方は、より具体的に詳細に教えてくれる内容となっている。

関連記事 ドキドキワクワク論文☆吟味。医学統計ライブスタイル 2009/04/26

僕はライブスタイルを先に読んでいたからかもしれないけど、

はじめの一歩の内容がスムーズに頭に入ってくる。

両方読むならライブスタイル⇒はじめの一歩がオススメです。
関連記事
この記事へのコメント
こんちは、薬屋っス。

俺、統計(数学(微分方程式含む))得意っス。
出身は、環境分析っス。
”誤差””有意差”にはうるさいっス、でもみんなに説いても解らないっス。

こんなテキストもいいっスよ。
http://www.jemca.or.jp/info/book/index.html
”環境分析における不確かさとその求め方 CD-ROM付”

もちろん、環境計量士もってるっス。


では。
2009/05/06(水) 17:55 | URL | 薬屋 #-[ 編集]
薬屋さんこんにちは。
統計が得意とはとてもうらやましいですね。
大学ではこの辺をあまり習わなかったですし(聞いていなかっただけ?)
今まで私が接してきた薬剤師さんの中でも統計に詳しい人ってほとんど
いなかったように思います。
ぜひ教えていただきたいです。
2009/05/07(木) 04:12 | URL | cenosky #mSbSW7Ec[ 編集]
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