薬剤師履歴③ 職場2号→またもや転職・・・

ここでは、「薬剤師履歴③ 職場2号→またもや転職・・・」 に関する記事を紹介しています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
コネで就職させてもらった職場【職場1号】で、

かつ院長からはとてもかわいがってもらっていたので

なかなか辞めると言い出しにくかったのですが、

自分の今後の将来を考えると一歩踏み出さざるを得ませんでした。

職場1号のみなさんはいい人ばかりで、そんな私を理解してくれ温かく送り出してくれました。


職場2号→またもや転職・・・

さて、次の職場は、自宅からはるばる遠方の大規模総合病院。【職場2号】


就職採用面接のときには、「なぜこんな遠方に来たのか?」「ここでずっと暮らすつもりか?」

と、当然、遠方からの応募に対する質問を投げかけられたのですがそこは、

「単身生活を経験し自立するため」
「ずっと暮らすつもり」
「精神科だけでは飽き足らなく、大規模総合病院で幅広い知識を学びたい」

と答え切り抜けました。もちろん始めからその地方で「ずっと暮らすつもり」なんてなかったのですけど。



この病院は、いい意味でも悪い意味でも今の私の薬剤師人生に多大な影響を与えた病院でもあります。

規模は700床くらい。薬剤師数は当時30~40名。勤務体制は4週8休。定休日制。当直有り

外来調剤、入院調剤、薬剤管理指導業務、DI、院内製剤、輸液混注(一部)など幅広く業務を展開していました。


ここで、最初に私が配属された部署が外来調剤室。

毎日ひたすら外来処方のみを調剤していきます。

毎日1000枚を超える大量の処方箋。年末は2000枚を越える日もありました。

朝は8時前に出勤し、残業は毎日2時間、3時間は当たり前。

その上、意味不明なことに管理者側の命令で「この日は忙しそうだから」と、

本来休みをもらっている日でも、出勤させられたりします。はっきり言って不当な命令であります。

そして、その勤務時間は規定勤務時間に追加カウントされますが残業代が増えるわけではありません。

その代休はなし。これまた不当な勤務労働。2週間連続勤務の時も時折ありました。

忙しい日は、通常1時間の昼休みを削られ「ご飯食べたらすぐに帰って来い」と命ぜられ

15分程度で食事して業務再開。

明らかに全体の業務量に対してのマンパワーが不足している状態であることはすぐに分かりました。


私が入職してまもなくして、先輩方が大量に辞めていきました。

管理側のやり方にについていけなかったのでしょう。

そして新しい後輩が次々と新卒、転職で入職してきます。

気がつけば頼れる先輩が周りにいなくなっていて、

まだ実務がよく分かっていない私の周りに後輩がどんどん増えていくわけです。

辞める前では勤務歴3年満たない私が、上から数えて10番以内に入っていましたから

それだけ人の出入りが激しかったということが分かると思います。

たぶん計100人くらいの人に出会ったと思います。

こうなると、マンパワーもさらに不足する上に薬局全体の薬剤師レベルも落ちていきました。


もともとは総合病院で幅広く薬について学びたいと思って転職したのですが、

この外来調剤室ではいかに調剤の効率をあげて時間を短縮するかが重視されていたため、

調剤業務をさらに分担し機械的に部分的に行う毎日でした。

もちろん精神科単科に比べれば学んだ薬の数は大幅に増えたわけですが、

毎日機械作業の調剤がメインでは「自分はロボットか?」と思うようになるわけです。

たぶん、実際にそれをやってみれば誰しもそのように感じるのではないかと思います。

その他の業務は担当することもなく1年・・2年・・と時間だけが過ぎていきます。



もちろん何も行動しなかったわけではなく、早期から転属を訴え続けてはいたのですが、

なかなか受け入れてもらえず。

そして、ようやく願い叶って(?)次に転属されたのが入院調剤室。

これまた簡単に言ってしまえば外来調剤室の入院調剤室バージョン・・・。


しかも先に書いたとおり勤務3年満たない状態で私の局内でポジションは上の方になっていたため、

入院調剤室の管理者となってしまいました。

入院調剤室は外来よりもまだ悲惨。4人で約700床の薬を作っていきます。

このころから残業時間がさらに増えていきます。

残業時間が最も多かったのは月75時間でしたが、毎月50時間以上はしていたんじゃないかと思います。

このころは毎日夜9時10時、遅いと11時まで入院患者さんの調剤を行っていました。

さすがに体力的にもしんどかったのを覚えています。この頃から不整脈を自覚し始めます。

唯一の救いは残業代が一応丸々認められ給料に反映していたこと。

働いた分だけ給料がもらえると思っていたから残業をなんとかこなしていられるという状態でした。

ところが残業が70時間を超えて来ると理由も聞かされず、70時間以下に切られることが起き始めました。

こうなるともう働く気なくしますよねぇ。

もちろん世間で問題となっている過労死問題ほどの勤務実態ではなく、

実際もっと過重労働をされている人からすれば「70時間がどうした?まだまだ甘い」と言われそうです。

先日不動産営業の後輩と飲んだとき、彼の勤務は当時の私と同じくらいの労働時間でしかも残業代はつかないと

言っていましたからそれに比べれば楽なものなのでしょうが、

要は、『朝から晩までロボットみたいな仕事を続け、他に新しい経験をすることもなく

先の見えない状態に嫌気が差した、給料をもらってもやりたくない仕事だ』と考えるようになったのです。

さすがに精神的、体力的に我慢の限界も来て

「これじゃやってられない、辞める!」となっていったのです・・・。



この職場で良くも悪くも私が得たこと

・薬の幅広い薄っぺらい知識
・偏った知識

一応多忙な勤務の中でも、薬を学ぶという姿勢は保っていたつもりで休みの日にも独学してました。
病院に勤務しておきながら注射業務と薬剤管理指導業務はほぼゼロで触れず、病院薬剤師とは到底名乗れない実力でした。

・多忙に対する耐久力
・不当な勤務体制に従う精神力(愚)

 少し忙しいくらいでは、なんとも思わなくなりました。

・秒単位で物事を考え行動する効率主義精神
・ちょっとしたことですぐに苛立つ
 
 かなりせっかちな性格に変化させられてしまいました。

・先輩に頼らない自己解決能力、自立心
 周りはそのうちいなくなる、頼れるのは自分だけと思うようになりました。


そして、また転職を考え始めます。職場2号地区近辺と、地元近辺の両方で探していたところ、

地元の総合病院の求人を見つけます。そして辞職。



辞めるとき部長から「お前はずっとここで暮らすといったじゃないか、だから雇ったのに」と

嫌味に問い詰められましたが、

「人生設計が変わった」と一蹴しておきました。

もちろん辞めるに至ったのは上記で述べたとおりの背景があってのことです。


そして地元に戻り、中規模総合病院【職場3号】に転職します。

(次 職場3号→またもや転職)
関連記事
この記事へのコメント
薬剤師なんてこんなもんですよ!
病院では、収入源にならないから安~く使うんです。残業代が70時間?位つくならいいほうでないですか!
日病薬が病院の薬剤師を増やそうといろいろ画策しているようですが・・・・・無理無理。だって診療報酬が伴わないんですよ!病院管理者は人件費はこれ以上増やしません。よって、仕事が増えるだけ!!
気合・根性・ど根性で乗り切れるのは若いときだけ40過ぎると・・・・
でも、食っていかなければいけないので新たか可能性を探さなければいけません。
2010/03/14(日) 08:02 | URL | 薬屋 #-[ 編集]
>残業代が70時間?位つくならいいほうでないですか!
いいほうですよね。若かりし当時でもそれは分かっていました。
普通70時間も残業つけられるところはそうないでしょう。
給料と業務内容(自分にとってのやりがい)を天秤にかけて、
やりたい仕事かやりたくない仕事かを決めただけです。
「70時間の残業代もらえる」から「仕事を続ける」とはならなかっただけです。

>日病薬が病院の薬剤師を増やそうといろいろ画策しているようですが・・・・・無理無理。
>だって診療報酬が伴わないんですよ!
おっしゃるとおりだと思います。原因は日病薬の政治力の弱さなのでしょうか。
今回の改定でも、薬剤師のみの活動による増点部分は
医薬品安全性情報等管理体制加算50点
退院時薬剤情報管理指導料90点
くらいなもので、これをもって薬剤師増員までには至らない改定と感じます。

>病院管理者は人件費はこれ以上増やしません。よって、仕事が増えるだけ!!
>気合・根性・ど根性で乗り切れるのは若いときだけ40過ぎると・・・・
>でも、食っていかなければいけないので新たか可能性を探さなければいけません。
病院薬剤師の業務内容とその対価報酬を考えると、
割に合わないと思う人が多いかもしれませんね。
2010/03/15(月) 11:47 | URL | cenosky #mSbSW7Ec[ 編集]
「この職場で良くも悪くも私が得たこと」の内容が、自分の病院での経験と同じで笑ってしまいましたw

自分は病院(400床くらいだったかな?)→調剤薬局です。
2010/04/03(土) 18:53 | URL | 匿名希望 #-[ 編集]
比較的悪い環境を一度経験しておくと、それよりも楽な職場に対して文句を言わなくなりますよねぇ。
耐久力が身についたのが自分にとってはよかったのかもしれません・・・。
2010/04/03(土) 22:55 | URL | cenosky #mSbSW7Ec[ 編集]
また更新したらのぞきにきますね!
2010/05/15(土) 17:19 | URL | くみ #-[ 編集]
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
 | Copyright © 病院薬剤師の仕事 All rights reserved. | 
Template by 無料ブログ テンプレート カスタマイズ無料ブログ比較・評価

当サイトは、当サイト上の記載内容に関し、いかなる保証をするものでもありません。万一当サイト上の記載内容に誤りおよび記載内容に基づいて被った被害については、当サイトは一切責任を負いかねます。
当サイトの全ての無断転載・複製を禁止します。
当サイトはリンクフリーです。相互リンク(医療系サイトに限定)をご希望の際はコメントください。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。