経口腸管洗浄剤服用時には他成分を加えてはいけない

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大腸内視鏡検査前に服用する薬剤(ニフレックなどの経口腸管洗浄剤)の服用方法の説明は、

当院では薬剤師が行っている。

薬局が作成した専用の説明書を用いて説明を行っているのだけど、そこには

「甘味料などを加えないで服用すること」と記載されている。

先日、ある患者さんにこの服用説明をしていたところ、この文言のところで止まり、

「以前別の病院でこれを飲んだときは、飴玉を舐めながら服用してよいと言われた」と。

しかし、その服用は不適切であることを告げ、

飴玉の摂取は不可であることを説明して納得していただいた。

(まぁ飴玉1個(数個?)でどれだけ影響があるのかは分からないけれども。)


ところで、この「甘味料などを加えないで服用すること」の文言は、

私が今の職場に勤務し始めた時点ですでに記載されていたのだが、

いつからこの文言が追加されたのだろうと思い調べてみた。

記載されるきっかけの情報は以下であると思われる。

平成12年(2000年)5月 厚生省医薬安全局
医薬品・医療用具等安全性情報 No.160

以下引用

(1)経緯
 ニフレックは,経口腸管洗浄剤として「大腸内視鏡検査及び大腸手術時の前処置における腸管内容物の排除」の効能効果で平成4年に承認された。本品1袋を水に溶解して約2Lの溶解液とすると浸透圧比は約1となり,血清の水・電解質バランスを大きく崩すことなく前処置を行える。通常,1時間あたり約1Lの速度で1回2~4L経口投与されるが,腸管の狭窄あるいは便秘等腸管内に内容物が貯溜している場合には注意して投与しなければならない。
 ニフレックは約2Lの大量の水分を投与することになるため,消化器症状(嘔気,嘔吐,腹痛等)がみられるが,承認以降,本剤との因果関係が否定できない腸管穿孔が6例報告されたため,「重要な基本的注意」及び「重大な副作用」に新たに腸管穿孔に関する記載を行い,医療関係者への注意喚起を行うこととした。
 また,報告例6例のうち1例において香料が添加されていた。他成分等を本溶解液に加えないよう「適用上の注意」として注意喚起されているが,本溶解液に他成分等を添加した場合,浸透圧や電解質濃度が変化したり,腸内細菌によって添加された成分が分解され,可燃性ガスが発生する可能性があるので,今回改めて注意喚起を行うこととした。


本文には香料と記載されており、甘味料とは記載されていないが、

これに準じて当院でも対策が取られたのであろう。

香料・甘味料どちらにしても、

浸透圧や電解質濃度が変化したり、腸内細菌によって添加された成分が分解され

可燃性ガスが発生する可能性があるのであり、

他成分は加えないことが原則と思われる。

もちろん添付文書にも同様の記載がなされている。

それでまた前回に続き、よろしければ以下のアンケートにご回答いただければ幸いです。

病院勤務の薬剤師さん教えてください。



経口腸管洗浄剤服用時には他成分を加えないよう説明していますか?

他成分を加えないよう必ず説明している

他成分を加えないよう説明する場合がある

他成分を加えないよう説明していない

飴玉など他成分を摂取(または溶解)しながら服用してよいと説明している

経口腸管洗浄剤の服用方法を薬局では説明していない





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この記事へのコメント
自分が前に居た病院(5年前)でも、薬剤部では他のものは入れさせない様に指導してました。
ただ、看護師さんが病棟で飲ませる時は、飴玉を使用してる様でした。

あと、余談になりますが、うちの近所の胃腸科(診療所)では、ムーベンにラキソベロンを入れさせてるみたいです。(親が受診。)

個人的には、医師が把握してさえいれば、多少 他の成分が入っても良いのかなぁ・・・と思っちゃってますw
2010/04/06(火) 17:45 | URL | 元病院勤務 #-[ 編集]
私も詳しくないので、
医者まかせでしたが、
ちょっと自分でも勉強しないとと思いました。
2010/04/16(金) 10:26 | URL | とも #-[ 編集]
僕が実習した病院では、検査前日の夜に、ラキソベロン内用液0.75%、
当日の朝にムーベンにガスコンドロップを入れて飲んでもらっているようです。
ムーベンの溶解液には硬度の高いミネラルウォーターを使用しないことを説明し、
また、飴、ガム、お茶、水などを別に飲むのは可、と説明しています。

ちなみにニフレックのIFに書いてある、ほぼ同成分の海外製品である「GoLYTELY」ですが、
説明では、飴に限らず、固形物でなければ可としているようです(ただし紫色と赤色のものは飲み物でも不可)
http://www.nulytely.com/
↑こちらのサイドバーの[how to prepare]をご覧ください(英文です)

>本溶解液に他成分等を添加した場合,浸透圧や電解質濃度が変化したり
ということは、あまり大量の水分(浸透圧の低いもの)を別に取るのも好ましくないでしょうか?
硬度の高い水を飲むのも前述の通り、あまり好ましくないように思えます。
飲みやすくするため、冷やしたムーベンばかり2Lも飲むと体が冷えてしまうので、
間に熱いお茶などを飲みたいという方がネット上に散見されますが・・・

ちなみに飴とお茶などを勧めている病院もあるようです。
http://www1.fctv.ne.jp/~takeda-n/g24.html
2011/11/11(金) 11:19 | URL | とおりすがりの薬学生 #ym3xC/zY[ 編集]
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