エンドキサン錠を簡易懸濁法で投与するなら

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間質性肺炎に対してエンドキサン注パルス終了後、エンドキサン錠内服に変更となった。

しかし、呼吸器装着中のため錠剤のままでは投与できない。

さて・・・いかに投与するか・・・。

シクロホスファミドは、書籍「抗悪性腫瘍剤の院内取扱い指針 抗がん薬調製マニュアル 第2版」の

抗がん剤の取扱い基準によると、ランクAに属する抗がん剤であり調製時には細心の注意を払う必要がある。

粉砕調剤は忌避するとして、残りの選択肢は簡易懸濁法での投与しかないか?



ということで、簡易懸濁での投与について、メーカーに問合せたり薬局内でスタッフと協議。



まず、メーカーの回答としては、
「原末の物性は、水25mLに対してやや溶けやすい」
「融点は45~53℃であるため、高温下での溶解では分解してしまう」

とのこと。これはインタビューフォームにも記載されていることであり、

メーカーに聞いたからといって特別な情報が得られたわけではなかった。


上記データから判断すると、常温水での溶解は可能だろう。

しかし、原末ではなく錠剤製品として水に溶けやすいかどうかのデータはないとのことであったため、

これは実際に錠剤製品を水に溶かしてみる必要があった。

実際に溶かしてみると速やかに崩壊し懸濁したため、常温水での溶解で問題ないと考えられた。



薬局内での協議としては、取り扱い時の注意が論点となった。

実際の調製者は病棟看護師であり、調製する看護師の被曝や病棟内での薬剤汚染が問題となる。


これらの防止策として、以下の点を看護師へお願いすることにした。

①調製者は手袋着用下で操作を行うこと
②錠剤を砕いてはならないこと
③常温水で溶解すること
④簡易懸濁用に使用した溶解用カップや投与用のシリンジは毎回使い捨てにすること
⑤使い終わったカップ・シリンジは飛散したり漏れたりしないようビニル袋に入れて廃棄すること

看護師サイドには手間取らせることをお願いしたのだけど、

自らの身を守るためであり理解は良かった。



他施設ではシクロホスファミドの錠剤についてどのように取り扱っているのだろうか?

一度、他院持込薬で粉砕調剤されたものを見たこともあるけど・・・

散剤分包機なんかで作って不特定の人に混入してなければいいけど・・。
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