手術した執刀医に謝礼は必要なのか?

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父が先日手術を受けた。手術内容としてはそれほど大手術というものでもなかった。

手術日の術後、母が「先生へお礼(お金)を用意してきたんだけど、いくらくらいをいつ渡したらいいかね?」と。

私「渡さなくていいんじゃない?たぶん先生も受け取らないと思うよ。
 特にこの病院は公立だし、先生の方も受け取るのは問題と考えているのでは?」と答えた。

結局、お礼は渡さなかったんじゃないかな。その後聞いていないから、真相はわからないけど。



ところで、手術した医師に対して謝礼を渡すものなのか?

この問いに対して、私には一つものすごく引っかかってしまうものがある。

一番に思うのは、手術を含む多くの医療は、医師一人で行っているのではないということ。

確かに、手術の成功度合は、執刀する医師の力量によるものが大きいだろうから、
その部分に対しての謝礼というのはわからないでもない。

だけど手術一つを完結するためには、執刀医を始め、助手、麻酔科医、看護師、ME、

(間接的には、薬剤師だって薬の管理にかかわるでしょう)など

数々のスタッフのチームワークが必要であって、執刀医一人では到底完結できない。

また、手術を行うために使用する設備や医療機器等は病院資産であって、執刀医個人の持ち物ではない。

だから感謝の印として謝礼を渡すのなら、本当は、執刀医だけに渡すのではなくて、

手術に関わった人々にみんなに対して感謝し謝礼するべきだろうと思っている。


例えば、こんな風に言って執刀医に謝礼を渡したら、執刀医はどうするだろうか。

「先生、手術ありがとうございました。これ、ほんの少しですけどお礼です。手術に関わった人みんなで分けてください」


・・・たぶん困るだろうね。



医師に対して個別に謝礼を渡すくらいなら、いっそのこと、同じ額面を病院に寄付したらいいんじゃないかな。

そっちの方が既述した問題をクリアするし、明快である。



逆の立場、もらう側の医師の立場から考えてみても同じだと思う。

医師が謝礼を受け取ったとする。

仮に自分が謝礼をすべて受け取るものだと思っているのならば、それは完全な「傲り」ではないか。

謝礼が発生したのならば、それば病院全体に帰属するものだと考えるのが自然だろう。



「手術した執刀医に対して謝礼を渡す」という慣例は未だにあるのだろうが、

私の感覚では、「その慣例、もうやめにしませんか」である。


       

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