メトホルミンとヨード系造影剤

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メトホルミン(メルビン・グリコラン・メデット等)の添付文書には、

造影を行うときは併用しないなどの処置を行うとの記載がある。

当院では心カテ時には、血糖降下薬の中止を行っているが、それは施行当日のみ。

実は当院では、心カテ時には前もってメトホルミンを中止していないし、

終了後もすぐに再開しており、特にどのように取り扱うかの取り決めをしていない。

以前からこの部分は気になっていたところであった。

先日、糖尿病の医師が病棟で、

「メトホルミンを開始するつもりであったが、造影CTがあるためメトホルミンの開始を延期する」

との指示を出していたので、この際と思い聞いてみた。

回答は、「おそらく前もって中止していなくても、大きな問題にはならないであろうが、

添付文書に書いてあるため、念のため中止しておく」というものでった。



本日製薬メーカーにメトホルミンの取り扱い書を持ってきてもらったが、
そこには次のように記載されていた。

①Scr.が正常の場合:メトホルミンを中止し(いつから中止か記載されていない)造影施行。
終了後、48時間以上経過してから、メトホルミンを再開する。
②Scr.が異常の場合:メトホルミンを造影施行48時間以上前から中止し、造影施行。
終了後、48時間以上経過してからメトホルミンを再開する。

基本的に腎機能障害があれば、メトホルミンは使わないから、②はあまり気にしなくて

いいのではないかと思うが、問題は①。

どのくらい前から中止していればいいのかの記載がない。②で48時間って書いてあるから、

①は48時間以内で良いのではないかと思われるが、具体的ではない。

別の糖尿病医師に確認してみたところ、糖尿病診療ガイドラインでは、

「施行3日前から中止する」との記載があるらしい。


・・・結局どうすれば?

今日一日では結論が出せなかったが、何らかの形で取り決めをし、
注意を促さなければならないだろう。


メトホルミンとヨードの併用に関しては、かなり昔から記載されていたらしいので、

もし、情報を流すとしたら「今頃なんで?」っていう風にもなりそうだ。

また、当院では今まで大きな問題が起きていないことも事実である。

だが、万一アシドーシスが起きた場合は、薬剤部まで責任が降りかかってきそうだしなぁ。

また、メーカーは2年後くらいを目処に、現在の常用量750mg/日の上限を上回る

1.5~2g/日の適応を取るつもりでいるらしい。

もしこの適応が通るとなると、欧米並みの量であり、今以上に注意が必要となってくると思われる。

他施設ではこの件をどのように取り扱っているのだろうか?
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